2017.5.18
美しい芍薬の季節がやってきました
大好きなお花のひとつです
根が消炎、鎮痛、抗菌、止血、抗けいれんなどの薬用効果があり、漢方では葛根湯でお馴染みの花
そんな芍薬の学名はピオニー
ギリシャ神話の医療の神パイエオンに由来します
出産の女神レト。最高神ゼウスとの間に太陽の神アポロンと月の神アルテミスを生んだ女神ですが
出産する時の陣痛を和らげるために芍薬の根を使ってその痛みを軽減したことから、ゼウスに認められ名声が高まったのですが、同じく医術の神でパイエオンの師であるアスクレピオスがそれに嫉妬しパイエオンを殺してしまう。
というなんともギリシャ神話らしいのですが、レトはその悲しみからパイエオンを芍薬の花に生まれ変わらせたのです。
その為に芍薬の根には薬用効果があるという言い伝えられています
身近にあるものの中にもギリシャ神話が眠っています
朝の日の出と共に花を開き、夕方になり日が傾いてくると花を閉じてしまいます